エンジンオイルの主な役割

 

エンジンの中には、様々な働きをする金属の部品が詰まっています。

 

金属なので、放っておくと錆びてしまいますし、エンジンをかければ、燃料を燃やして、エンジンが熱せられてしまいますし、エンジン内部の部品は高速で動きながら、激しくぶつかったり、こすれたりしています。

 

そんな過酷なエンジン内部の金属の部品を、錆びや、摩擦から守ったり、熱を奪って冷やしたり、爆発の力を逃がさないように隙間を埋めたり、衝撃や振動を緩和したり、汚れを取り込んでキレイに保ったりと、大活躍しているのがエンジンオイルなのです。

 

その活躍内容は、大きく分けて以下の6点です。

 

● 防錆(ぼうせい)
錆(さび)から金属部品を守ります

 

● 緩衝(かんしょう)
衝突、または振動する部品間のブレを軽減します

 

● 潤滑(じゅんかつ)
摩擦する部品を滑らせ、引っかからないようにします

 

● 密封(みっぷう)
燃焼室のすきまを埋め、爆発の力を逃がさないようにします

 

● 清浄分散(せいじょうぶんさん)
燃焼時に発生した汚れをオイル中に取り込みます

 

● 冷却(れいきゃく)
燃焼時に発生する熱を冷却します。