API規格の見方や注意点など
二文字目がアルファベット順で後のものの方が新しいということは、逆にいえばアルファベット順で始めの方に近いものは古いということです。
店頭に並ぶオイルから選ぶ場合など、この点に注意しないと、長期在庫の古い商品を選んでしまうこともあります。
オイルの缶を自分で開けたことがある方はご存知だと思いますが、開封するまでは中身は真空状態になっています。
オイルは空気に触れなければほとんど劣化しませんし、古い規格のものの方が性能が劣るといっても、ひとつ前の規格くらいならほとんどその差はありません。
また、この規格を取得するには、多くの資金が必要なため、性能の高いオイルを販売しているオイルメーカーでも、最新の規格を取得していないこともあります。
ですので、新しく購入したエンジンオイルがひとつ前の規格だったからといって、新しい規格のエンジンオイルの性能よりも劣っているとは限りません。
とはいえ、最新規格よりも2つ前の規格ともなると、さすがに多少の劣化をしている可能性があるかもしれません。
最新規格か、ひとつ前までのものを選ぶようにしましょう。